論理的思考力とコミュニケーション・スキル

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私はずっと、子供のころにどんなふうに教育を受けると、物理や数学のことを好きな(または得意な)子に育つんだろうかと言うのをよくモンモンと考えていた。(今もだけど)
そしてふと、やはり理数系科目に必要な根本的なスキルは、【論理的に思考する力】じゃないかなというのが私のある一つの考えで、じゃあさて、どんなふうに私達は【論知的に思考する力】をつけていくことができるのかな、とまたモンモンと考えていた。

 

そこである時、【論理的に考える】ということはつまり、物事の因果をしっかりと考えることが出来ること、つまり「物語をつくることができる力」とも関連性が深いんじゃないかなと考え、(物語とは原因と結果の連鎖だと思うし、宇宙論なんかも、やっぱり宇宙と言う存在の誕生から現在、未来までの創大な物語なわけだし)小さい頃に、物語に触れるその触れあい方からも、論理的思考の練習ができるのではと考えた。論理的思考は、生まれ持ってできるものではなく、やはり訓練が必要だと思う。

 

そこで、【絵本】を使って論理的思考の訓練ができるんじゃ、とふとAmazonさんで検索してみたところ、びっくりするくらいドンピシャな本があってそれはそれは驚いた。

「絵本で育てる情報分析力―論理的に考える力を引き出す」 三森 ゆりか著 、一声社

 

タイトルを見ただけで思わず1-Clickで発注してしまった(笑)
そして同時に、この作品の前の作品でもある、「論理的に考える力を引き出す-親子でできるコミュニケーション・スキルのトレーニング-」も合わせてお買い上げ。

 

まず、この本の最初に書いてあるのは、「コミュニケーション・スキル」について。
言語とは、コミュニケーションの為の道具。そして、コミュニケーションとは、自分自身の考えや感情を他人に理解してもらう為の技術、自分自身の考えを深めていくための技術。そして、それを最も円滑にする為の鍵となるのが、【論理的思考力】であるということ。

 

とどのつまり、実は子供のころに「コミュニケーション・スキル」をしっかりつけることが、【論理的思考力】を育てるための一番最初のステップだということ!なので、びっくりするくらい基本的なことが、この本の最初には書いてある。

 

「目を見て話す」
「人の話をよく聞く」
「あいさつをする」
「ありがとうを伝える」

 

とっても基本的だけれど、じゃあ、親子のコミュニケーションで日常の中でどれだけ実行できているか、実は見直す点もあるかもしれない。忙しい時、ふと子供の目を見ずに話していないか?子供がわいわい話しかけてくるときに、「あとでね」とか流していないか?まずはここが最初のステップ。

 

そして、次のステップとして、私がこの本に出会って以降、3歳の息子に試していることが、
「察しの悪い親」でいること。
例えばこういう場面。

 

「ミルク!」

 

今までだったら、「はいはい」とか言いながらうっかりミルクを注いで出しちゃってたのだけど、今は、こう返す。

 

「ミルクをどうしてほしいの?」

「ミルクほしいの!」

「ミルクほしいんだ。そういう時はどんなふうにお願いしたらいいかな。」

「ミルクくーだーさい!」

 

”ちゃんと文章にして、丁寧に相手にしてほしいことを伝える”練習をしてみた。
やり始めて、半年くらいたったかな。やっと最近、私から「なんていうんだっけ?」がなくてもじょうずにお願いができるようになった。すると自然に、

 

「ママ、ボクのどかわいちゃったから、ミルクくーだーさい!」

 

と、私にしてほしいこと、そしてその理由も文章にできるようになってきた。時によっては、

 

「ママ、ボクのどかわいちゃった。ボクお水じぶんでいれるから!」

 

と、自立したことも言うようになった!(笑)

 

これを子供にやるようにしてから、すごく良かったこと、それは、丁寧にお願いできるようになることで、子供がちゃんと相手を意識するようになること。「ミルク!」(何をしてほしいか察してよね!)という投げっぱなしの一方通行なコミュニケーションではなく、「ミルクください!」と相手にしてもらうことをちゃんと言葉にしてもらうことで、ここまでならしてくれるかな、これだとやってくれないかな、とかある程度子供も相手のことを考える余地があること。また、私も気持ちよく彼の要求にこたえられるし、ちゃんとしてほしいことが明確だから、需要と供給にズレもない。

 

これって、大人でも同じことがあると思う。
例えば男女の話。女が愚痴を言っているときは、ただ聞いて同意してほしいだけなのに、男性はそれにアドバイスしたり、答えを導き出そうとする。そのズレは、ちゃんと、相手に求めていることを伝えてないから起きる。「ただ、話を聞いて、【頑張ったね】って言ってもらえたら元気になるんだけど、、ちょっと愚痴きいてくれる?」と一言先に言っていたら、きっとそのズレは起こらなくて、お互いハッピー。

 

そうすると、さっきも書いたけど、実は自分でやりたいと思っているそのときに、うっかり私が先回りしてそのチャンスをつぶしてしまうこともないし、お互いに気持ちよく過ごすことが出来る。彼は要求が的確に満たされて幸せ。私は丁寧にお願いしてもらったから気持ちよくお手伝いできて幸せ。

 

そして、上手にお願いできるようになったなぁ♪なんて思ってたら今度は、「幼稚園の先生は、こんな風に言わなくてもくれるもん!」と言い出した。(笑) これもまた、なんでママがこうやって丁寧に言うことが大事だと思っているのか伝えるいいチャンスと思ってじっくりゆっくりお話し中。(まだ不満らしくて「ウガー!」とか言ってるけど)
子供っていうのはほんと毎日毎日成長しているんだなぁともしみじみ。

 

勿論、論理的思考力へと育てていくのには、もっといろんなステップもあるし、絵本を使うとまた別のアプローチがあったりするんだけれど、それはまた別のお話。
論理的思考への道のりは、まだまだ遠い(笑)
けど、なかなかにして楽しいので、良しとしようかなーと思う。

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