コペンハーゲンで家探し2017③

そして決まる時は決まるのです。

前回のおうち訪問の翌日には、また違うおうちへの内見へ。しかしそこは奇しくも前回のおうちと同じ家賃、さらに初期費用金額でいえばもっとかかるにもかかわらず最寄りのバス亭まで徒歩10分と子連れ(しかも歩くのイヤイヤボーイ)を連れてではキビシイ上に2部屋しかない寝室には息子のベッドを置く余地がなく、無論×。

口から出る言葉は
「昨日のおうちは、良かったよね、、、、」

後ろを向いても仕方ないとわかりつつも後ろ髪をひかれておりました。

img_5662さらに翌日は結婚5周年記念日ということもあって、家探しもお休み(アプリはずっと見てたけど)、旦那さんはお仕事をお休みして2人で久しぶりにゆっくりおなじみのカフェで昼食。平日でも超満員になる地元で大人気のカフェです。こちらは食べものもとてもおいしくって、たまにプチ贅沢したいときにモーニングを食べに行きます。ポテトがこれまたなぜか美味。

Mad & Kaffe
https://madogkaffe.dk/

そしてのんびりお買いものして家へ戻ると、お家探しアプリにメッセージが入っている。

「We just send you an SMS – just so you know.」

送り主は先日のステキハウスのご主人。SMS(携帯メッセージ)には何も入っていない。でもお断りしたはずの主人からの思わせぶりなメッセージに旦那さんとふたりであわてふためく。何事?まさかわざわざ、”他の人に貸すことにしました”って携帯に送ってくるか?じゃあどういうこと?

至急、携帯に届いていないからもう一度送ってくれるかとお願いすると、携帯にピコンと新着メッセージ。

そこに書いてあったのは、

「ハイ。妻と、下の階に住む隣人家族とよく相談したんだけど、やっぱり僕らは君たちに借りてほしいと思っているんだ。もし費用の問題で借りられないのだとしたら、家賃を下げるから借りてくれないか?」

家 賃 を 下 げ る ?

このコペンハーゲン(超貸し手市場)で?

もはや家の中にいるにもかかわらず夫婦で興奮して座ることもできなかった(笑) 「どういうこと?まじで?」といいながら家の中をうろうろ。自分たちが理想と感じたあのおうち、でもちょっと手が届かなかったものをまさかの私達がギリ対応可能な価格まで落としてくれた。

正直、この対応はまずないと思う。デンマークは本当にいくらでも家を借りたい人が転がっていて、ちょっと募集をかければすぐに飛びつく人たちが数百人といる。ただし今回特例だったのが、おそらく彼らの引っ越しも迫っていて新しく探す時間がとれなかったこと、さらに彼は国連に勤めているくらいなので収入目的の家貸しではないということ、また家のシェアという特殊な事情で、同居人家族(子持ち)にとっても良い選択をすることが彼らにとっても望ましかったこと。ラッキーなことに私達の競合となるカップルには子供がおらず、さらに息子と彼らの子供が同い年の男の子同士。先日訪問した時にもずっと一緒に遊んでいて、(デンマーク語の幼稚園入れておいてよかったと思った。こういう時にすんなりコミュニケーションがとれるから)さらに猫を飼う彼らにとって私達が猫が大好きで興奮していたのもポイントが高かったのかもしれない。

さらに実は、私はひとつだけ、布石を打っていたのです。彼らに先日断りのメールを入れる際に、どれだけ私達はこのお家を借りることが出来たら幸せか、どれだけ気に入っていたか、でも本当に悔しいけれど予算にあわなくて、このくらいの見積もりだったんだと、もしかしたら割り引いてくれたりしないかなぁという淡い期待と共に、もうこれでもか!と感謝の言葉と共にメッセージを送っていたのが、もしかしたら効いたのかもしれない。

いずれにせよ、こうして、私たちはまた再び彼らのところへ遊びに行くことができ、さらにはネコちゃんと、素敵なお友達のいるおうちへ、あと一か月後にはお引越し。

息子は待ちきれず、「いつねこちゃんのおうちにいくの?」と毎日聞いてくる始末。

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南向きの窓、バルコニーからはお庭が見える。夏には緑でいっぱいになるんだそう

【家さがしはお見合いみたいなものだ】

という格言(自作)もありましたが、今回は本当に人のご縁に引き寄せられた幸運だったなと。日本での家探しとも、アメリカでの家探しとも違う。相手はビジネスビジネスしていない分、逆にうまくいかない時はとことんうまくいかない可能性もある。今回私たちはこのお家を”見つけた”し、このお家やそこに住む人たちに”見つけてもらった”、そんな特別な体験をしたような気がして、まだふわふわと、ふしぎな気分。

しかもそれが起こったのが私達の結婚記念日だったことも、私にとっては何か意味のある特別なことに感じる大きな要因の一つ。なんだか引き寄せられたような、何かを引き寄せたような。

とはいえまだまだこれからが勝負!家具も調達しなくちゃだし、またあの大変な荷造りも待ってるし、引っ越し先は2階と3階だから荷物の積み下ろしがまた大変。さらに一軒家のメンテとか私大丈夫!?さらに別の家族との同居も初体験なことだらけで不安もたくさんある。

けれど。

それ以上に導かれたこのおうちでの新しい生活が楽しみすぎる今日このごろ。
まだ冬は抜けきっていないけど、でもこれから訪れる春へ既に想いを寄せて。

今日もご縁に感謝。
私達をいつも助けて、そして幸せにしてくれるのはいつだって素敵な人とのご縁なのだ。
この家にふさわしい自分になっていかなくちゃな。

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